2002年09月21日(土)
DAB 1周年記念パーティーライブレポート ゆうり

KEYBOARDS.You-Ri
アメ村マジックヴォックスを閉店してから暫くたった8月20日に
加龍さんと一緒に日本橋のソフマップに行った時にソフマップの前で
加龍さんの昔の生徒さんだったライブハウスの近藤さんに偶然逢いました。
そして「どないしてんのん〜」みたいな会話をしてはって
「堺でライブハウスをやってて9月にイベントやるからバンドで出てくださいよー」
みたいな事を話していて加龍さんが「店(マジックヴォックス)閉めてから
バタバタしてて今バンド全然やってへんねん〜」なんて言っていたのですが、
「近々いっぺん店に顔出すわー」と言ってその場は近藤さんと別れました。
そして8月23日の夜に時間があいたので急きょその近藤さんのお店DABに
行って来ました。そして話をしていてその9月のイベントは1周年だと解り、
これは何かお祝をしなきゃーと思い加龍さんと相談しながら、
「あと1ヶ月しかないけど出来るかな?」
「何やったらいいのん?」
「なんとかなるやろ!」って事で出演依頼を受ける事にして帰って来ました。
そして洋三くん、市川さん、稲葉くんにスケジュールの確認をして
みんなからOKの返事を貰いライブに向けての準備をスタートする事になりました

洋三くんがヴォーカルで店(マジヴォ)でやっていたみたいに
楽しいステージにしましょうという事になったので
DABさんからのリクエストで「みんなが知ってる曲が良い」という
コンセプトで早速洋三君に選曲して貰う事になりました。

その日から洋三君はMDを聴きまくって8/25(日)には
全曲リストアップしてくれました。
この2日間で洋三君は以前から集めていた有線の60年代〜80年代の
歌謡曲チャンネルを録音した音源を聴きまくって一生懸命ピックアップして
私に聞かせてくれました。

聴き始めたとたんに各曲のアレンジが思い浮かんで、
洋三君にここはコレ入れてやろう、
この曲はこんな感じでやろう!と言いながらピックアップした
12曲中1曲だけ別の曲に変えましょうと言う事で全曲決定して
8/27(火)からアレンジを開始しました。

9月21日が本番だと言う事は逆算すると1週間でアレンジを仕上げて
デモ音源を作ってから譜面を書いて全員に配らないとダメだから
「うわ〜えらいハードスケジュールになるなぁ〜間に合うかな?」と
思いながら始めました。

8/27(火)にアレンジを始めようとしてシンセサイザーとパソコンを
前にしたもののやる曲の譜面が殆ど無かったので
「譜面が無かっても出来るけどこれじゃ時間が
かかりすぎるから間に合わない!」と思い急遽市川さんに電話して
「ねえねえ今日の夜身体空いてる?空いてるよね〜?
いきなりで悪いねんけど今度やる曲の譜面がなくて
時間が間に合いそうにないから譜面書くの手伝って〜!
コピーできたら帰ってくれたらいいからお願い!」と一方的に言い
市川さんは早速その2時間後に豊中からわざわざ高石のスタジオまで
耳コピーセットを持参して来てくれました。
そして来てくれたら早速譜面の無い曲全5曲をちゃっちゃっちゃ〜と
コピーしてくれました。
市川さんがコピーしてくれてる間に私は譜面がある曲から
シーケンサーにアレンジをしながら打ち込みを始めました。
この日から1日に2〜3曲づつアレンジして9/1(日)に
全曲のデータを打ち込みまたまた市川さんを急に呼び出して
デモ音源の録音をしました。
夜から初めて朝方までかかって録音して無事にデモ音源も出来ました。

9/2(月)からは譜面の作成です。
シーケンスデータを作りつつもホームページにもライブの告知を
掲載したりDMを送信したりと宣伝活動も同時進行でやりました。

譜面は9/5(木)に全12曲書き上げたのでこの日の夜にメンバーと
緊急ミーティングをする事になりました。
この日に全曲の楽譜と音源MDを全員に配りリハーサルの日程も決めて
各自が準備にとりかかりました。
この日に加龍さんから「今回は全員、全曲暗譜やで!」と宣言されました。
市川さんは暗譜が得意なので問題ないみたいなのですが、
私と稲葉くんと加龍さんは暗譜が苦手なのでとってもプレッシャーでした。

私はとにかく毎日MDを聴いて必死で覚えました。
1回目のリハーサルの時には結局まだ半分くらいしか覚えられてなかったので
その日は楽譜を見ながらリハーサルをしましたが、それからは2回目の最終リハに
間にあうようにキーボードの音色作りをしたり覚えながら弾いたり、と
私にしては珍しくマメに準備しました(笑)
丁度ライブの1週間前に左足首を全治2週間の捻挫で負傷してしまい、
1回目のリハで決めた振り付けやダンスが出来なくなってガックリしました。
でも動けなくなった私の分まで市川さんと稲葉君が頑張ってくれる事になり、
とにかく当日までに松葉づえを使わないで良い様にする為に必死で冷やしまくり
なんとか3日前に松葉杖から解放され短い杖で歩けるようになった訳です。

ライブ当日には交通の便が悪いにもかかわらず
マジヴォのお客さんが来て下さると言うメールを戴いてりしていたので
ライブが楽しみなのと同時に久しぶりに皆さんにお会い出来るのが楽しみでした。

ライブの前日に最終リハをやったのでリハが終わって自宅に帰って来てから
当日の搬入機材を車に積み込んで準備しておきました。

今まではお店をやっていたのでお店以外で演奏する時と言うのは
夜(朝方)お店の営業が終わってから搬入機材を準備したりして
いつも寝不足でフラフラな状態で行って演奏していたので、
今回みたいに時間に余裕があってのんびりと機材の準備をしたり
ライブの準備をするのはほぼ初めてでなんだか変な感覚でした。

ライブ当日の9/21(土)はお天気も良く昼の1時に会場入りして、
のんびりとセッティングをしてサウンドチェックも入念にさせて戴きました。

私達のバンド以外の出演者は皆さんアコースティックバンドだったので
ドラムやベースやキーボードやエレキギターを使うのはウチだけだったから
セッティングも据え置きで出来たのがとっても楽でした。
普通は各バンド毎にセッティングが変わるので楽器の入れ替えや
なんやかんやでバタバタするんです。

サウンドチェックを終えてからDABさんのホールの特徴を活かした
舞台演出の打ち合わせをしました。

さてさてとうとう本番です。
出番が来て洋三くん以外のメンバーはステージに板付きです。
洋三くんはホールの中程にあるPAブース用の階段でPAブースへ昇って
出待ちです。

1曲目は「どうにもとまならい/山本リンダ」
この曲はノリの良いサンバ系のリズムですので、
やはりつかみは加龍さんのドラムソロ!
加龍さんのサンバ系リズムが鳴り響く中、
ステージで板付きの私達は洋三くんが登場して来る階段を指差して、
お客さん達の視線をPAブースの階段上へ向けました。
階段には小川洋三と書かれた超特大の番傘しか見えません。
この番傘はお店をやっている頃に歌舞伎役者の市川笑三郎さんが洋三君の
誕生日の際に特注してプレゼントしてくださった歌舞伎用の本物の小道具です。
戴いてからこの日までずっとこの番傘は眠っていたのですが、
とうとう陽の目を見る事となり、しかもお客様にはこの番傘には
かなり驚いて戴けた様でとってもイケてた登場シーンとなりました。

番傘を持った洋三くんはそのまま加龍さんのドラムのリズムにのって
お客さんの声援を受けながらステージまで歩いて来ました。
洋三くんがステージに到着すると同時にバンドの音も入り
MAGIC VOX LIVEの開演!
この曲のイントロでは洋三くんと市川さんと稲葉君の3人で嬉し恥ずかしの振り付けを披露!!
お客さんは初っ端から思いっきり盛り上がってくれてすごい熱気でした。

2曲目の「土曜の夜何かが起きる/黛ジュン」
この曲はDABのイベントが土曜日なので選曲しました。
ノリの良い曲なので1曲目と続けてやりました。

3曲目「ウォンテッド(指名手配)/ピンクレディー」
4曲目「ギャランドゥ/西城秀樹」
2曲とも有名な曲なのでお客さんも一緒に歌ってくれていましたね!
ウォンテッドはちょっと遊びを入れて「港のヨーコ、ヨコハマ・ヨコスカ」を
少しだけ挟んでみました。洋三くんのひとりコントがちょっと笑えます。
でも近所の「スーパーはやし」で買ったお気に入りのサングラスを踏んづけて
壊してしまったらしく「ゆーり、サングラスこわれちゃった〜ゴメン〜」と
ライブ後に報告されました(*◇*)

5曲目「古い日記/和田アキ子」
これもまた有名な曲なので盛り上がっていましたね。
でも、洋三くん曰く、「パニくって歌詞がめちゃくちゃだった」そうです( ̄▽ ̄;)

6曲目の前にメンバー紹介でした。
でも洋三君が「ここらでちょっとメンバーチェンジを・・・」と
言い間違えてまた爆笑。
メンバー紹介では各自が自己紹介をしました。
稲葉君は得意の福井弁で。市川さんは珍しく一生懸命喋っていましたが、
加龍さんにあっさりと邪魔をされ、私は「ゆうりでーす!」と叫んだだけ(恥)
加龍さんは落ち着いてDABさんに一周年のお祝メッセージを言いました。
ひきつづいて、対バンで出ていた「そがひろしさん」がステージで小出しにしていた
「フミフミDAB〜」というフレーズを即興でアレンジして演奏しました。
ここでDABのマスターの近藤さんにステージに来て貰い花束を贈呈しました。
「フミフミDAB〜」を演奏中には作曲者の「そがひろしさん」も乱入してくれました。

そして6曲目「さよならをもう一度/尾崎紀世彦」
これはライブ中唯一のバラードです。ホールではお客さんがライターを
ペンライト代わりにしたりしながら手をふってくれていました。

7曲目「笑って許して/和田アキ子」
8曲目「これしかないのです/夏木マリ」
「笑って許して」のイントロはギターがワウペダルを使ったあの有名なフレーズ。
リハの時に市川さんがそのフレーズを弾いた時に「笑って許して」というよりも
「天才バカボン」の雰囲気に似ていたので急遽「天才バカボン」のさわりをやりました。
でも打ち合わせしていたよりも市川さんが焦って早く弾いてしまったので、
ちょっとスベっていました( ̄▽ ̄;)
まあ、そんなんもアリかな。(〃⌒ー⌒〃)∫゛

「これしかないのです」は勢いの良い曲で洋三くんの振り付けが
結構ウケていたみたいです。

9曲目「ロックンロールウィドー/山口百恵」
10曲目「UFO/ピンクレディー」
「ロックンロールウィドー」これはちょこっとアレンジしてソロ回しを入れたり、
お客さんと一緒に歌ったりしました。
「UFO」これは大幅にアレンジして一番の大曲となりました。
イントロはロックバンドKISSのDETROIT ROCK CITY。
KISSと思わせておいて思いっきし裏切ってピンクレディーに繋ぎました。
キーボードソロの直前はディープパープルのBLACK NIGHTのワンフレーズ。
そしてエンディングはまたまたKISSのLOVE GUNで閉めました。

KISSファンにはとっても悔しいアレンジにしてみましたが如何でした??
( ̄□ ̄;)ゴメンナサイネ〜!
アンコールには「ひきがね/ツイスト」と「星のフラメンコ/西郷輝彦」
この2曲はマジックヴォックスのお客様にはお馴染みの曲ですね。

ここまでは予め準備して予想した通りにすすんできましたが、
異常な盛り上がりで嬉しい事にこの後にもまたアンコールを戴きました。
しかしアンコール曲は2曲しか準備していなかったのでめちゃくちゃ焦りました。
仕方が無いので再び「UFO」を演奏して終演!

ここまで皆さんが盛り上がってくれる程、大成功に終わるとは
さすがに予想できていませんでした。
なんせ、洋三くんがメインヴォーカルでライブハウスでライブするなんて事は
今回が初めての試みだったので、アレンジしながらも、プロデュースしながら、
実際にはどこまでウケルか、どこでウケルか、スベルかまったく予想が出来ず、
私達が想像している範囲内で事が進むか不安でした。
どう転んでもなんとかするぞーという意気込みはありましたが、
内心はドキドキだったので、想像以上に皆さんが盛り上げて下さったので
とっても嬉しくて感激しました。
今回のライブで失敗したらもう次はないゾ!と腹を括っていたので
とにかく無我夢中で必死でやりました。
そして一生懸命に応えてくれたお客さんが居てくれたので、
心から「次は今日よりももっとスゴいことやりたい」
「次はお客さんにどんなビックリをプレゼントしようかな!」と思いました。

結構ハードスケジュールで準備した割には上手く行ったので、
内心はもっと時間をかけて綿密に仕込みたかったんです。
だから、こんどまたライブをやる時には、今回よりも更にグレードアップした
面白くて楽しくてかっこいいステージをプロデュースしたいです。

余談ですが、洋三くんは1回目のリハの時に初めて全曲通して歌ったら
咽がすぐにへたってしまい、かなりショックだったらしく、その日から
ずっと吸っていたタバコを禁煙しました。でも、ライブが終わるまでの我慢と
言いながら耐えていたんです。しかし、ライブをやり終えてすぐに、
「ゆーり、オレ、ほんまにタバコやめるわ〜。こんなにすっごい面白い事
出来るんやから真剣にタバコやめて頑張るわ〜」と言いました。
とうとう、洋三くんはタバコをやめてしまいました。
そして、3週間程前から始めたジョギングも今だに続いています。
彼の本気のパワーはすごいなぁと感心しています。
普段の洋三くんは自分に弱くて結構ぐうたらなんですよ、だから余計に驚きです!

私はライブが終わって足首の捻挫もかなり良くなってきました。
でも、歳のせいか、閉店してからずっと練習もせずサボっていたせいか、
ライブの次の日になり左手の腱鞘炎に気付き、ちょっと反省・・・
やはり毎晩弾いていた頃よりは腕が鈍っています、これからは真面目に(?)
精進しなくてはなりませんね。

みなさんの御協力のお陰で大成功に終わったDAB1周年記念ライブをきっかけに
MAGIC VOXは新しい形で今後の活動に向けて動いていきます。
これからもMAGIC VOX BANDを応援して下さいね。
そして次のライブが決まったらまたHPやDMでお知らせしますので
その時にはまた大はしゃぎして盛り上がって一緒に遊びましょうね!

それまでは、地道に皆さんを驚かす演出や企画を練りに練っておきます。
本当にありがとうございました。




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